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平成8年の「21世紀愛知の子ども健康フォーラム」を第1回として、毎年多数の方々のご参加をいただき、昨年まで25回開催してきました。長年にわたるフォーラムの開催は、県民の子どもの健康に対する関心の高さを示しています。20世紀から21世紀へとなり20年経過していることから、第26回より「あいち子ども健康フォーラム」と名称を変更して継続していきます。
 
    
初回は、あいち小児保健医療総合センターの計画のために組織された研究会のメンバーが中心となって1996年に名古屋大学豊田講堂で開催されました。
その後も年に1回継続して開催され、2001年に同センターがオープンしてからは、同センター内の会議室、アトリウム、敷地内雑木林など、同センター
全体を会場として、子どもの健康をテーマとした様々な内容についての情報を提供する、県民を巻き込んだイベントとなっています。
●初回(1996年)21世紀あいちの子どもフォーラムの様子 及び 展示パネル
 
    
「親子で学ぶ!こんな時、どうしよう?」
~家庭での応急処置から小児救急の最前線まで~
昨今、気候変動やデジタルデバイス普及により外あそびの減少など、子どもの生活や健康管理のポイントが変化しています。安全性を重視する学校生活も影響して、子どもがケガをする場面も減っているかもしれません。一人っ子の割合も増えてきて、子どもの病気やケガに対応する経験が少なく、インターネットを通して多くの情報を入手することはできますが、何が正しいのか迷うことも少なくありません。
「あいちの子ども健康フォーラム」は、平成8 年11 月16 日の第1回開催以来、毎年多数の方々のご参加をいただき、盛況のうちに開催を続けてまいりました。平成19年開催の第12回からは、あいち小児保健医療総合センターの県民公開講座と連携し、より充実した内容で開催してきています。
第30回となる今回は「親子で学ぶ!こんな時、どうしよう?」をテーマに、家庭での応急処置から小児救急の最前線までを幅広く取り上げます。同時開催される第32回あいち小児センター県民公開講座では「小児救急の今」と題して、最近愛知県内でも進歩が著しいドクターカーやドクターヘリを含む小児救命救急センターでの取組みを紹介します。それに続くフォーラム企画では、ご家庭で子どもがケガをしたり体調を崩した際に役立つ応急手当を、専門スタッフとともに親子で体験できるコーナーを設けます。
楽しい音楽やパフォーマンスも予定していますので、できるだけ親子で参加いただき、小児救急のことを学ぶとともに、発熱や脱水への対応、傷の手当て、包帯の巻き方などを含む家庭でできる応急手当を実際に体験して頂く機会としていきます。
日 時:令和7年11月1日(土)13時30分〜17時
場 所:あいち小児保健医療総合センター
参加費:無料
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