新型コロナウイルス感染対策にて、気を遣う毎日が続くことと思います 。NPO子ども健康フォーラムでは近年、高まっている入院や通院している子どもの療養環境への関心を持続させていこうと決意をし、昨年中断していた子どもの療養環境向上推進プロジェクトを再開することといたしました。
多くの病院や施設において子どもの療養環境に一定の配慮をする傾向になってきていますが、スタッフ自ら考えチャレンジし、理想の子どもの療養環境を考えていくことが、まだ広く浸透している状況とはいえません。
NPO子ども健康フォーラムでは、子どもの療養環境を向上する取り組みをより強く推進していくために、「子どもの療養環境チャレンジ企画」を募集します。
多くの方の理解と協力により実施することのできるこのプロジェクトを、子どもの療養環境向上のため有意義なものとしたいと考えております。奮って、ご応募頂くようお願いします。
このプロジェクトはJCRファーマ株式会社様からの寄付により実施しております。
病気治療のためやむなく入院している子どもたちが生活する病院でのアメニティを 改善し、子どもも家族も検査や手術にも不安や恐怖心を感じない医療が受けられ、また 入院中も適切な発達を保障できるような療養環境向上のためのアイデアを募集しています。 当NPO法人の主旨に合い、募集の意図に合致したアイデアを選定して贈呈を進めてきました。
マニュライフ生命様の協力をいただき、2005年~2018年までの14年間で97件の贈呈を行い、現在も継続しております。
アイデア募集贈呈Fhoto
マニュライフ生命・子どもの療養環境支援プロジェクト2017
■子どもの療養環境向上アイデア募集贈呈先(4施設)
・船橋市立医療センター 「さぁ、選ぼう!どれにする??」
・総合大雄会病院「待ち時間なんて気にならない!
〜子どもたちが安心して過ごせるプレイコーナーを目指して〜」
2016年に看護師や保育士など小児病棟のスタッフと外来スタッフの一元化により、診察室、処置室、待合室などの見直しを行なった。プレイコーナーについても、創作家具で囲まれた外来プレイコーナーの床の模様替え、おもちゃの充実を図ることで、小児外来を訪れる子どもの心理的・肉体的不安を少しでも和らげ、安心して待機できることを目指し改善を行う。
・一宮医療療育センター「日々ハビリテーションに励む子どもたちに、
穏やかな活動空間提供をめざして」
ホワイトボード一体型インタラクティブプロジェクターを導入、障がいのある子どもたちに体験型の遊びを提供できる映像ソフトの開発を行う。ハビリテーションを行う子どもの発達年齢に見合った画像を用い、視覚・聴覚刺激を中心に楽しめる遊びと穏やかな時間を提供する。障害特性に配慮した操作が安易なタッチ機能を採用し、体験型の遊びへの参加を促す。
・島根大学医学部附属病院「病気だって遊びたい!
プレイルームで心も体も元気になろう!」
小児病棟内でのプレイルーム移転に伴い、乳幼児から青年期の子どもたちが楽しめて、重症度が高い長期入院の患児の治療の励みになるようなプレイルームを子どもの視点で計画立案する。医療保育専門士、チャイルド・ライフ・スペシャリスト、保育士を中心に、看護師、医師などをはじめとする多職種のチーム力が発揮できるように働きかけていく。
マニュライフ生命・子どもの療養環境支援プロジェクト2016
・東北大学病院「 ゆりかごからAYA世代まで
~みんなが安心して笑顔で過ごせる病棟を目指して」
東北唯一の小児がん拠点病院であり、長期入院の必要な子どもがいる。乳児からAYA世代までの幅広い年代の子どもたちの発達段階に合わせた玩具を整備する。